2011年07月04日

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」意外と良いかも

DVDで木村拓哉主演の実写版「SPACE BATTLESHIP
ヤマト」を鑑賞。

オリジナルの宇宙戦艦ヤマトは「銀河鉄道999」
「機動戦士ガンダム」「エヴァンゲリオン」といっ
た日本アニメの傑作から現代に至るおたく文化にま
で影響を与えた傑作アニメーション。
その本流が実写版として新しい魅力を加え映画化。
これはSFアニメファンとしてはやっぱり観なければ
ならない作品。

しかし、観るまではとてつもない不安を抱えていた
のも事実。
それは「宇宙戦艦ヤマト世代」の私にとって思い入
れが強い分、期待はずれの場合のショックを考える
と観ることを躊躇う気持ちもあった。

それはアニメ版「宇宙戦艦ヤマト 復活編」を劇場
で観たときの衝撃度と残念感が未だに尾を引いてい
たと言えるでしょう。しかもアニメや漫画の実写版
で成功したものをほとんど知りません。
(今回はアニメ版 復活編については語りません)

しかし、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」には往年の
ファンも新しいファンも楽しめる要素が散りばめら
れいます。ちょっと整理すると。

■往年のファン感涙
1)柳葉敏郎が「真田志郎」のイメージにハマって
  いる

2)「波動砲120%」「ヤマト発進」など名台詞が
  散りばめられている

3)佐渡先生の愛猫ミーが登場

4)基本ストーリーを外していない

5)メカデザインやキャラクターも極力アニメに
  近いイメージ(木村拓哉、黒木メイサ、佐渡
  先生、アナライザー除く)

■新しい設定
1)森雪が肉食系女子

2)佐渡先生が高島礼子(高島礼子にオファーがあっ
  たとき絶対に驚いたに違いない!)

3)アナライザーがマトリックスに登場したアーマー
  ド・パーソナル・ユニットばりの攻撃力で大活躍

4)デスラー総統やガミラスは人型ではない。昆虫の
  ような動きの生命体。
  スターシップ・トゥルーパーズの昆虫型宇宙人や
  スタートレックの「ボーグ」のような存在

5)イスカンダルのスターシャに実体が無い

新しい部分に好き嫌いはあるかもしれませんが、映画
としての出来は一流。アニメの実写版にありがちな
低予算、チープな作りではありませんのでご安心を。
SFファン、往年のヤマトファンでなくても充分楽しめ
る出来です。
                    (カンチ)
posted by コミクラブログ at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメの話