2012年02月03日

コンテンツから少し離れたところでコンテンツの収益を上げる

気になる話題があったので少しだけ。ニコ動と権利周辺でなにやら一騒動あったみたいですが、こちらのまとめの最後のところの言葉に強く同意します。

佐倉 大 (北久保弘之)さんと鷹野 凌さんによるニワンゴ=ニコニ・コモンズのクリエイター奨励プログラムが抱える危険信号
http://togetter.com/li/248745

@lawofgreen 恐らくクリス・アンダーソンの「フリー」はご存知だと思いますけど、音楽・映画・アニメなどのオリジナル作品の収益確保が"今のままの手法では"どんどん難しくなっていくのは間違いないと思います。二次創作に歯止めを効かせるのも同じように困難だろうな、と。

ryou_takano2012/01/28 23:32:02

昨日このブログに書いたこととも少し共通するところがあるのですが、作者が本来得るべきリターンを、コンテンツそのものだけで確保することが極めて難しい時代になってきていると認識しています。でもどうにかしてそこを確保したい。そうなるとコンテンツそのもの以外で収益を上げなくてはならない。

通常はこれをグッズや、他メディアでの展開によって得ようとするわけですが、前者は市場がニッチから出ておらず、後者は元のコンテンツと同じようにそこで本来の収益を上げることが難しいというところを脱することが出来ない。

とするとこれら以外の収益の上げ方を考えなくてはならないわけです。それは元のコンテンツとはかなり離れたものとならざるを得ないかもしれないけど、それらを集めて束にして量で稼ぐような、そんなことをせざるを得ないのかもしれない。

奥歯に物の挟まったようなエントリが続いて大変恐縮ですが、そんなことを考えつつブックラウドをやっています。

(松)
posted by コミクラブログ at 20:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2012年02月02日

外に出なくても忙しい雪の日

今日はいたるところで雪の被害があったようで、京都でも北部地方の舞鶴では観測史上最高の積雪だったみたいです。私も子供のころはそういう雪の多いところに住んでいたこともあり、懐かしくもあり、でも今なら絶対ご勘弁願いたいな、などと思いながらニュースを見ておりました。

以前は雪や台風でよく止まる東西線で通勤していましたから、こういうときはかなり憂鬱だったのですが、今は自宅での仕事が増え、電車の遅延を心配することも少なくなりました。でも、それで時間ができるかと言うとそうでもなく、むしろ出来た時間をフルに使ってできることをやるようになりましたから、余計に忙しくなったかもしれません。

といいますのは、今年に入り、ブックラウドは雑誌発行以外の仕事もスタートしたからです。詳細に申し上げるわけには参りませんが、とある国民的アニメ(猫型ロボットや小学生的名探偵ではありません)のグッズ展開のお手伝いをしております。

こういうことは、曲がりなりにもコミックラウドがスタートから1年半やってこれたという実績があればこそと思います。その点で、作家の皆様には何らかの形でお返しするのが筋というものでしょう。

ネット上には違法なコンテンツが氾濫しており、先日いくつかのサイトが閉鎖されたといった話もありますが、だからといってそれらが撲滅されるということはないというのが現実でしょう。とすればコンテンツを買っていただく以外のところから作家にリターンがいく仕組みを用意していかなくてはならないのではないかと思います。

というわけで今年はいろいろなことに手を伸ばしていく一年にせねばと思っている次第。だから余計に忙しくなると。それはそれで喜ばしいことなのだけど。

(松)
posted by コミクラブログ at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2012年02月01日

慌しかった一月

今年に入り、ブックラウドはこれまで事業の中心をおいていた関東から、本社のあるへと拠点を移しました。それに伴い、引越しに決算が重なって大変ドタバタな日々を過ごしていたのですが、それも1月いっぱいでほぼ完了。2月からは心機一転新しいことにもチャレンジしていくことにいたしました。

ということもあって1月1日は京都太秦映画村を見学したり、昨日は京都府庁での打ち合わせに参加したりと慌しい新年1月を迎えました。ご存知の方も多いと思いますが、京都は京都国際マンガミュージアムがあったり、以前このブログでも話題に出ました京都造形芸術大学や京都精華大学にマンガ学部・学科があったりするなど、歴史・伝統だけでなく、新しいクリエイティビティにおいて非常にアグレッシブな土地です。我々は、自分たちのコンテンツを作るだけでなく、京都にいる多くの方々と連携して、さらに大きなクリエイティブの輪の一員として切磋琢磨して参りたいと思っております。

また、京都や日本国内だけでなく、海外にも目を向けて行きたい。もちろんコミックラウドはAmazonのKindleプラットフォームやGoogleのAndroidプラットフォームによって海外でも販売されていますが、今はまだ手の届いていない国や地方はいくつもあります。そこにもコミックラウドに掲載されている作品を届けられるようにしたい。そう思っています。

とまぁ大仰なことを考えたりもしていますが、一方でもちろんいつもどうりコミックラウドは発売されています。連載陣も好調です。皆様宜しく御贔屓に!

(松)
posted by コミクラブログ at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2011年07月12日

ニコファーレの完成披露記者発表会に行ってきました

今日は午前中の打ち合わせの後、六本木で開催されたニコファーレの完成披露記者発表会に行ってきました。誘ってくれた人がいたのでその人の付き添いで。着いてみると入り口周辺にはTV局等のメディアやレコードレーベル、有名人等からの花束が飾られていました。さすがにジブリの宮崎さんと鈴木さんからの花は一番いいところに飾ってありました。

entrance.jpg

たぶんさまざまなブログやメディアで情報が流れていくと思いますので、詳細は省きますが、あそこはやる人・出る人の方が楽しいスペースかもしれませんね。単に踊ったり歌ったり演奏したりというだけでなく、CGと合わせてステージを演出することができる、映像化することができる機能のある場、というのはあそこだけ、というのがウリのような。

hall.jpg

ビジネス的にはリアルチケット&ネットチケットで売り上げを立てるというところ、しかもリアルチケットは数が極めて限られる(といってもそこにプレミアムが付くのではなく、結局ネットチケットが本命)というところが目新しいのでしょうが、まぁそこは結果として数字が付いてくるかどうかのお楽しみというところで。

ちなみに今日の入場者は、いす席が120名程度、その後ろのプレスエリアは50名程度いたような気がします。プレスエリアにはビデオカメラの台もありましたし、立ち席にするとトータルで250〜300名程度がリアルの最大キャパかもしれません(頂いた資料によれば、可動ステージの有無で最大280名〜380名となっていました)。

発表会でもリアルの演奏にバーチャルキャラクタ(メグッポイドだったように思います。違うかな?)を組み合わせた演出・映像をリアルタイムで流していました。あれはまだ他ではないでしょうね。たぶん使い道はユーザーの方がもっともっといろいろできそうに思います。それに比べれば田原総一郎さんや原口さん石破さんが出たバーチャル討論会は全然大したことなかった。あれはニコ生でどうぞ、と。

あのような場を独力(ではないでしょうが)で生み出してしまうニワンゴの力には素直に拍手をしたいと思います。

(松)

posted by コミクラブログ at 15:43| Comment(314) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2011年05月26日

喫茶店の取材

先日、藤本先生と次々号の作品で取り上げる喫茶店の取材に行ってきました。今回のお店も39年の歴史を持つ素敵なお店で、メニューもさることながら木の造りの優しさや、置かれている鉢植えへの心配りなど、訪れるお客さんへの配慮がそこここに感じられるお店でした。

賑やかで暖かい店内

39年目のありがとう

作品掲載がまだ先ですので、お店の名前は伏せますが、代表メニューのフルーツパフェなど出しておきます。さてさておわかりの方はおいででしょうか?

果物ぎっしりのフルーツパフェ!

常連の中にはお子さん連れでおいでになる方も多いそうで、取材の最中にも一組ありました。こんな贅沢なパフェを食べなれてしまうと、なかなか他所にはいけなくなるかも。

(松)
タグ:取材
posted by コミクラブログ at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2011年05月20日

京都造形芸術大学にお邪魔してきました

今日は京都造形芸術大学にお邪魔をしてきました。お邪魔といいますか、芸術学部マンガ学科の牧野教授といろいろと打ち合わせを。その内容については次回として、まずは大学の様子など。

写真をいくつか撮ってきたのですが、さすが芸術大学といいますか、私の(昔々)通っていた大学とは趣がまったく違い、どこを見てもどこに行っても日常空間じゃないような気分を味わうことができました。こういうキャンパスに通える学生さんは幸せですね。

大学正面から

長い登り階段

美しい下り階段

この大学の副学長はあの秋元康さんだそうで、学園歌はAKB48が歌ったとのこと。大学正面の階段をモチーフにした歌だと牧野先生からお伺いしました。完成時には学内でライブも行ったそうで、そりゃあチケットの争奪戦はすごかったことでしょう。

個人的には、その後牧野先生から伺った「ここからは五山の送り火が良く見えるんだよね」という言葉の方が引っかかったのではありますが。確かにキャンパスを回ってみると、「ここからなら良く見えるだろうな」というところがありました。

キャンパスから京都市内の眺望

ともかく、願わくばこの大学の方々と一緒に、ちょっとしたことをできればと思っております。ということもあり、今後も牧野先生にはちょくちょくお時間を頂戴してご相談させていただくことになりました。有難う御座います。頑張ります。

#大学の写真掲載をお許し頂き、誠に有難う御座いました。
#建物内にすごい夢いっぱいの巨大ロボットもあったの
#ですが、その写真はアップできません。
#みなさん、実際に行ってご覧になってください。

(松)
posted by コミクラブログ at 02:05| Comment(341) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2011年03月27日

地震に負けずがんばっています。

東日本大震災で犠牲になった方々のご冥福および
被災した方々に心よりお見舞い申し上げます。

我々ブックラウドスタッフおよび漫画家さんには
大きな被害も無く無事にComicloud3月号の発行、
およびクアドリフォリオ2の単行本化が実現しま
した。

しかし大きな被害はなくとも制作に関する小さな
被害は現在も進行中です。

@今回の表紙および裏表紙は一本木蛮先生が担当
されましたが、裏表紙にはしっかりインクのこぼ
れた跡が…。大きなホワイト修正で無事に入稿と
なりました。

A藤本ハルキ先生は蔵書の山が雪崩を起こし、
東北出身のアシスタントさんが帰省のため初デジ
タル化を断念。

Bこれは関東地区の作家さん皆さんが計画停電の
影響で制作時間が限られてしまい、特にデジタル
化するところで制作が止まってしまい原稿が遅れ
ることも。

もちろんこんな困難は被災地の方からみれば何で
もないことですが、我々のできることに集中する
ことが大切だと実感。
それは面白い作品を作りみなさんに喜んでいただ
くことです。できるだけ通常のペースを維持する
ことこそ重要です。

まだまだ被災地では現在進行中の震災。とても
漫画なんて読んでいる余裕はないのかもしれませ
ん。
しかし、一日でも早くコミックラウドを楽しんで
いただけることを祈り、出版に邁進して参ります。
                 (カンチ)

posted by コミクラブログ at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2011年03月07日

This is the cover of COMICLOUD vol.2 no.2.

Cover_002_002.jpg
This is drawn by Ryu-Zin ,the author of "X-HUNTER Ray".)
You can get COMICLOUD on Kindle platform and Android Market.
http://www.comicloud.net/eng/

(Kaze)
posted by コミクラブログ at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2011年03月02日

This is the first page of Takeshi Okamoto's new work!

QF_005_001_E.jpg

Today, we show you the top page of Takeshi Okamoto's instalment, in the latest issue!(in English↑)

QF_005_001_J.jpg

最新号の、岡本健志先生の作品の扉ページです。日本語ではこうなります↑
                  (Kaze 風)
posted by コミクラブログ at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2011年03月01日

This is one page of Shintaro Kago's new work.

D21_002_002_E.jpg

We show you the first page of his work, in the latest issue.
(in English↑)

D21_002_002_J.jpg

駕籠真太郎先生の作品の1ページ目です。こちらは日本語バージョン。↑
                     (Kaze 風)
posted by コミクラブログ at 14:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2011年01月18日

ページ数の制約

今これを東京に帰る新幹線の中で書いています。ようやくブックラウドの株式会社化の作業も一段落し、あとは申請を出すだけとなりました。ほっと一息です。

という一方で、1月号の編集は最終段階を迎えており、編集長にはかなりの負担がかかってしまいました。申し訳ありませんでした。

世の中を見てみると、海外勢ばかりだった電子書籍販売プラットフォーム(デバイスを含む)も、SONYさんやシャープさんの登場により、日本勢の巻き返しが始まったように思います。できれば我々もSONY ReaderやシャープGALAPAGOSでコミックラウドを出していきたいと思います。

でもその前にやはり最初に出したKindleですね。正直申し上げますと、昨年末までには日本でのマーケットプレイスの開設および日本語書籍販売の解禁がなされるのではないかと期待をしていました。しかし実際にはまだ日本語書籍を販売することはできず、ゆえにKindle版では英日同梱版のみの販売となってしまっています。データサイズの面からも、ページ数の面からも、価格の面からも、非常に残念です。

特にデータサイズとの見合いからくるページ数の制限は深刻で、英日同梱版を続ける限り、各言語90ページ、トータル180ページが限界です。一方でAndroid版は英日同梱の縛りがないので、もう少しページ数を増やすことができます。

実は先日もとある作家さんにお会いして、コミックラウドで作品を出したいとのお話を頂きました。なのでページ数をもっと増やしたいのです。

このままでいくと、Android版はもっとページが多く、Kindle版は(一言語あたりの)ページ数が少ない、というような異なる本として販売しなくてはならなくなるかもしれません。Amazonの早期の英断を期待します。

(松)
posted by コミクラブログ at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2010年12月19日

漫画家さんとの二人三脚

ご無沙汰しておりました。
編集の醍醐味は漫画家さんとアイデアを出し
合い作品を作り上げる事でしょう。

かつて赤塚不二夫先生の担当さんは出版社に
いるより赤塚先生の事務所に入り浸り、
日がな一日いっしょにギャグやプロットを
作り出していたそうです。

よく漫画家さんの作品の中に編集の担当さん
が登場しますがそんなところにも漫画家さん
と担当さんの親密な関係。二人三脚の創作の
舞台裏を感じる事ができます。

我々のコミックラウドは電子出版。スタッフ
も漫画さんも何と全国にバラバラに点在して
おります。
そうそう直接会ってお話ができないのでメー
ルや電話のやり取りが中心になります。

しかしそんな中でもスムーズにプロットが
進まないことなんか良くあるのですが、
単にダメ出しするのでは無責任です。

時には編集が原作のようなアイデアを提供し
一緒に作り上げていく姿勢が大切なのです。
こうなるともう自分の作品のような愛着も湧
きます。これで読者が喜んでいただければ
至極の極みです。

しかし、そう考えると編集者も多くの作品や
身の回りの出来事にアンテナを張ってアイデ
アのデパートになるくらいの準備が必要です。

さあて、アイデアの貯金のためにここらで
映画でも観るか!
                (カンチ)
posted by コミクラブログ at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2010年12月17日

ワールドワイドなコミュニケーション

海外の作家さんの場合、ニュアンスを伝えるのが難しいな・・・と痛感しています。英語が堪能な訳ではないので、プロットレベルの文章量でも、それを翻訳しストーリーや意図、仕掛けや狙いなどを理解するというのは、簡単な事ではありません。何度も読み返して、別の意味ではないか?単語の組合せで「違う意味を持ってないか?」と試行錯誤しながらするので、日本人作家の方のプロットを読む数倍苦労します。もっと、自分に語学力があればいいのに・・・と思いますけどね(苦笑)ただ、同時に「面白さ」や「展開のさせかた」などは大きく違いがないと感じています。山場をどう持ってくるのか?ストーリーを作る事が得意なのか?もしくは苦手なのか?などは凡そ提出されたプロットを読む事で想像できます。映画でもゲームでもそうですが、細かい民族的な趣向などを除けば、基本的に「ワクワクしたり」「面白い」と感じる点に違いはありませんしね。今年もあと僅かですが、来年はワールドワイドな世界的なコミックになれるように、してゆきたいな〜と思っています。(はり)
posted by コミクラブログ at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2010年11月15日

忙しい一日

昨日は忙しい一日でした。

朝からビックサイトでカンチと打ち合わせ。それからコミティアを見て回り、お昼過ぎにとある作家さんと打ち合わせ。来年からコミックラウドに描いて頂く予定の作家さんです。楽しみです。

それからその方のご指導を受けながら作家さんにアプローチ。やはり分野によってはその分野の方でないとわからないこともあり、大変参考になりました。

コミティア会場を出たのが2時過ぎだったでしょうか。それから新大久保で電書フリマに行ってきました。もう立錐の余地も無いくらい満員。米光先生、うめ先生とちょろっとお話させていただいて即移動。お二人には来春に計画中のイベントについてご相談をさせていただきました。詳しいところはまたいずれ。

4時からは新宿で別の作家さんと打ち合わせ。我々は20分くらい前についていたのですが、その作家の方も10分か15分くらい前に来て、隣の席でお互いがお互いを待っている状況に。

もしかしたらと思いながらもお互いに声をかけずに4時になり、電話をかけようとしたところにその方から「もしかして」とお声をかけていただき、ちょっとびっくり。この方にも来年から描いて頂く予定です。今も連載をお持ちのお忙しい方ですが、元気の出る作品が出来れば良いなぁと思います。

そして帰ってきて、万歩計を見てみると14000歩。しんどかったっす。でも公式サイトのアップデートをしなくちゃいけないし。朝までやっていましたが、完了せず。今晩頑張るぞ〜〜

(松)
posted by コミクラブログ at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

コミティアに参加して来ました

お久しぶりです。
編集部の大切な仕事に新しい漫画家さんの発掘があります。

コミティアでは有名漫画雑誌出版社編集の方々がブースを
出して作品の「もちこみ」をやっています。近いうちに
その仲間入りをしたいブックラウドですが、今の所はこち
らから「これぞ!」という方に直接お声掛けしている状態
です。

しかし、コミティアはオリジナル創作の作家さんや同人誌
のサークルが3100以上参加されており、そのひとつひとつ
じっくり読んでいる時間はありません。
しかもパソコンで制作し、印刷会社で印刷製本された同人
誌はどれもすばらしい出来映え。
表紙だけ見て「これ良さそう!」って感じで選ぶこともほ
ぼ不可能です。

では、短時間でどこを見ているかというとやはり手に取っ
て目を通すしかないのですが。
1)コンパクトに起承転結で終わらせることができるか
2)最後のページまで手抜き無く描く事ができているか
  (人物だけでなく背景を効果的に描いているか)
3)何か他の人とは違うオリジナリティがあるか
  (絵がすごくうまいとか、癖があるけれど魅力的、
   ストーリーが独創的など)

さらに付け加えるとすると
1)商業誌としてのスケジュールに対応出来る方か
2)読者視点に立って作品制作ができるか
接客の態度なんかでもある程度は想像がつく部分も
あります。
(これが最大のポイントですが、実際に一緒に編集作業を
してみなければ分からない点も多いです)

それでも何人かの方にお声をかけさせていただきましたの
で今後新人作家さんとして本誌にデビューされる方も出る
筈です。私どもも楽しみです。

また、反対にこのブログを読んでコミックラウドのサイト
から応募いただくのも大歓迎です。

実は現在の掲載漫画家さんの中にもコミティアで声をかけ
た方がいるのですよ。次はあなたかもしれません。

                      (カンチ)
posted by コミクラブログ at 13:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2010年10月29日

Androbookでまず試読版を出します

Androbook界隈でのスピード感溢れる活動を見ていると、もう我慢できないので週末に試読版をアップすることにします。@ootuyaさんの仰るとおり、アップする原稿データをいろいろと調整しなくてはいけないと思っていたし、来月の第三号発売に合わせてとか考えていたんですが、辛抱できなくなりました。

特定の機種のみになりますが、一応表示テストはやりました。もし「あまりきれいじゃない」「読みにくい」等のコメントがありましたら、このブログへのコメントでも、Twitterでのコメントでも頂戴できると有難く思います。

なお、こちらに書いてあるとおり、お試し版のスクリーンショットをブログ等に掲示するのは全く問題ありません。

あ、そだ。もし開発テストとかでご希望でしたらウチのデータ出せますので。

(松)
タグ:android Androbook
posted by コミクラブログ at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2010年10月26日

コミックラウド3号進捗状況

月末ともなると漫画家さんの原稿が次々とアップされま
す。ここからが編集部の力作業の開始。日本語セリフに
翻訳セリフをフキダシに入れるDTP作業。そしてチェッ
ク終了後はデータのコンバート作業。
1号2号に比べるとさすがに私のスキルが上がって(笑)
作業ペースが速くなりましたが。実は漫画家さんが電子
書籍用のフォントサイズや英文のボリュームを理解して
いただき、かなり大きめのフキダシを作ってくれるんで
助かっているのが現状です。(作業効率200%アップ)
ちなみに我々コミックラウドでは基準フォントサイズ
が18ポイント。これは級数で言うと25級に匹敵します。
通常の漫画雑誌が14級程度と考えるとかなりのサイズア
ップです。
もちろんこれは現在流通しているKindleのレギュラーサ
イズの画面に合わせたサイズです。本音では絵が犠牲に
なってしまい、レイアウト的にもバランスが悪く嫌なの
ですが、現在の電子出版過渡期ではしかたないことかも
しれません。
(パソコンやiPadは画面が大きいのでこんな心配はいら
ないのですが)

さて、今回は新作、龍神先生の「X-Hunter Ray」が登場!

タッチはスタイリッシュで線太の劇画風。大人が楽しめ
るSFアクションものに仕上がっています。お楽しみに!

とブログを書いているうちに龍神先生の原稿データがサ
ーバにアップされましたので作業再開します。
                     (カンチ)

posted by コミクラブログ at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2010年10月05日

地球の裏側から

このところ海外の作家志望の方とメールでやり取りをしているのですが、彼らの日本のコンテンツに関する知識には驚かされます。特にブラジル在住の男性のメールには、以下の文字が躍っています。もちろんすべて全角漢字で。

涼宮ハルヒ(まぁこのくらいはわかる)
化物語(人気ありますからねぇ)
福本伸行's 最強伝説黒沢(ざわ・・・ざわ・・・)
愛天使伝説ウェディング・ピーチ(ちょいと古い目。キミはいくつだ?)

少年漫画、美少年、美少女、ボーイズラブあたりは当たり前です。こういうのって、やはりYoutubeあたりで見つけているのでしょうか(黒沢も??)。

ブラジルでは地元企業が電子出版を始めるなどというニュースもあるらしいですし、地球の裏側でもコンテンツビジネスは動きが速いようです。

(松)
posted by コミクラブログ at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2010年10月01日

多地域対応したいです

昨日流したブログにもありますとおり、コミックラウドはむしろ海外の方で取り上げて頂く機会が増えています。また、海外のマンガ作家(志望)の方々からも、我々のようなところに問い合わせてきて頂くことも増えてきました。

となると我々もそういった方々のためにスペースを用意したい。しかしKindle向けの書籍のページ数をこれ以上増やすことはファイルサイズの点でも(Delivery Costsが乗る)価格の点でも現実的ではありません。

では日本の作家のページを削って海外の作家を掲載するのか、というとそれもイマイチしっくり来ません。実のところ、例えば地域ごとに、北米なら北米出身の作家の作品を含む北米版、EUならEU出身の作家の作品を含むEU版、南米なら南米版、みたいな作りができると良いなぁと思っていますが、それもグローバルに通用する(願わくば)日本の作家の作品がしっかり掲載されているというのが私のイメージです。

年末に向け、アマゾン、アップル以外の電子書籍プラットフォームが登場するとの報道がありました。北米で事業展開を始める日本メーカーもあるそうです。もっともっとプラットフォーム間の競争がなされ、コンテンツ側がより多様な展開をできる環境が早く整って欲しいものです。(そうなったら今来ている作家の作品をさくっと載せて多地域対応にするんですけどね!)

(松)
posted by コミクラブログ at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事

2010年09月30日

世界に広がるコミックラウド♪

どうも、プロモ担当のはりです。

日本から海外まで幅広くカバーしています(笑)
プレスリリースを記事として取りあげて頂いたり、取材して頂いたり
ブログに投稿して頂いたりと、少しづつ「コミックラウド」が世界に
一歩づつ踏み出しております。

今回は、このブログでここ最近、コミックラウドのことを
取り上げていただいたサイトをご紹介します!
(敬称略ですいません)

hon.jp
http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=1724

anigamers
http://www.anigamers.com/2010/09/review-comicloud-vol1-no1-digital-manga.html

ALL ABOUT.COM
ブックラウド代表根本のインタビュー記事
http://manga.about.com/od/mangaeditorsinterviews/a/Interview-Jiro-Nemoto-Of-Comicloud-Manga-Magazine.htm

ANIME NEWS NETWORK
http://www.animenewsnetwork.com/press-release/2010-09-15/bookloud-publishes-world-1st-digital-manga-magazine/comicloud

SILICONERA
ブログ記事
http://www.siliconera.com/2010/09/25/new-seinenjosei-manga-anthology-launches-for-kindle-pc-iphone-and-mac/

MANGA TUTORIALS
ブログ記事
http://www.mangatutorials.com/2010/comicloud-manga-magazine-available-in-english/

indiatimes
http://1click.indiatimes.com/article/0cZyflN11D9i4?q=Amazon.com

COMSEARCH
プレスリリース掲載
http://www.comsearch.jp/release/archives/2010/09/comsearch29796-20100916123233.html

電子書籍を巡る動向をチェックする
http://digital-book.sublimeblog.net/article/4226342.html
http://digital-book.sublimeblog.net/archives/20100918.html

LE BLOG DU MANGACHAT(フランス)
http://blog.mangaconseil.com/2010/09/news-manga-velveteen-comicloud-usa.html

ANIWORDS NET
http://www.aniworlds.net/forum/manga-news-center/7793-comicloud-manga-mag-posted-kindle-english.html

★Facebookに「コミックラウド」ファンページがあります!
もしFacebookをされている方はチェック宜しくです。
http://www.facebook.com/pages/Comicloud/142406909115286

また、ご存知の方も多いかと思いますが、コミックラウド公式
Twitter:http://twitter.com/comicloud
フォロー宜しくお願いします〜!!
posted by コミクラブログ at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 編集部のお仕事